2009 年より、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップに参戦している室屋義秀。世界の強豪たちが1000 分の1 秒単位で鎬を削るレースシーンにおいては、パイロット自身の進化はもちろんのこと、機体の改良面や飛行コース解析などの戦略面において、多角的かつ総合的な力が必要とされます。それを痛感してきた室屋は「個の力だけでは勝てない。勝つためには“チーム” の力が必要」と判断し「勝てるチーム作り」を掲げ、精力的にチームの体制強化を進めてきました。 その戦略通り2016 年に初優勝を成し遂げ、2017 年はチームの力を結集し年間総合優勝を獲得。レースコースは年々ライン取りの難易度が上がっていますが、機体は成熟してきており、事前シミュレーションがポイントとなります。さらなる高みに向け、各パートのスペシャリストが集結し2019 年シーズンに挑みます。
Team Coordinator / チーム・コーディネーター
チームのマネージャーとしてチームの全体指揮で活躍。フォーメーション・エアショーチームのパイロットとして共にフライトするなど、室屋との関係も深い。
Tactician / タクティシャン
コース解析などレース戦略を担当。曲技飛行パイロットで機体の飛行特性を理解しているため、より実践的な戦略を立案。室屋も絶対的な信頼を寄せている。
Tactician / タクティシャン
レース戦略のカギとなるコース解析のプログラマー。レーストラックの緻密な情報収集により、アドバンテージを持ってレースに挑めるようになった。
Race Engineer / レース・エンジニア
機体の空力設計のスペシャリスト。エアレースも他のレース同様に空力が勝負の時代に突入。機体全体のバランスとともに最速への探究を続けている。
Race Engineer / レース・エンジニア
電子制御プログラムのスペシャリスト。エンジンをはじめ冷却ユニット、操縦インパネなど電子制御化が進む機体にベストなプログラムを開発している。