室屋義秀コメント
「皆さまの大きなご声援をいただき、おかげさまで開幕から2連勝を挙げ、現在チャンピオンシップリーダーとして、2位とのポイント差を更に広げることができました。
これはひとえに皆さまのご支援のおかげだと思っています。
前大会のアブダビ戦から約4か月空いたカザン戦となりましたが、その間、機体はアブダビからドイツに輸送され組立をおこない、フランスで整備・改造をし、テストを繰り返していました。
5月に新しいパーツの開発が完了した後スペインに移動し、約1週間のトレーニングキャンプをおこないました。
パイロンを立てた状態でかなり精度の高いトレーニングが実施でき、データを取ることができましたので、自信をもった状態でカザン大会を迎えました。
フリープラクティス1・2・3では、純粋なタイムだと他の選手の方が少し速いケースもあったのですが、ペナルティがない状態で必ずタイムを出していたので、スコアシートの上ではずっと1位にいる状態でした。
これはレース日を想定したトレーニングとして積み重ねていただけでなく、他のチームにプレッシャーを与える戦略でもありました。
トレーニングキャンプの成果もあり、フライトの精度と、機体の進化がよかったと思います。最後まで非常に安定したレースはこびができ、優勝という結果として現れました。
優勝はできましたが、マルティン・ソンカ選手と常にライバルで競いあっています。彼も予選で2ポイントを獲得し、決勝では3位に入りましたので、現在9ポイント差です。
まだまだ気は抜けないですが、優位な状態で第3戦バラトン湖大会を迎えられると感じています。」
次戦は7月13日・14日にハンガリー・バラトン湖で開催されます。