2009 年より、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップに参戦している室屋義秀。世界の強豪たちが1000 分の1 秒単位で鎬を削るレースシーンにおいては、パイロット自身の進化はもちろんのこと、機体の改良面や飛行コース解析などの戦略面において、多角的かつ総合的な力が必要とされます。それを痛感してきた室屋は「個の力だけでは勝てない。勝つためには“チーム” の力が必要」と判断し「勝てるチーム作り」を掲げ、精力的にチームの体制強化を進めてきました。 その戦略通り2016 年に初優勝を成し遂げ、2017 年はチームの力を結集し年間総合優勝を獲得。レースコースは年々ライン取りの難易度が上がっていますが、機体は成熟してきており、事前シミュレーションがポイントとなります。さらなる高みに向け、各パートのスペシャリストが集結し2019 年シーズンに挑みます。